2009年06月27日

三郷生活保護裁判 第9回口答弁論

 6月24日に行われた、三郷生活保護裁判第9回口頭弁論を傍聴してきました。

 傍聴席は報道関係者席を準備しなくなったため48席。傍聴希望者は40名だったため、前回に引き続き抽選はありませんでした。その後2名の方が遅れて来たため、最終的には42名が傍聴しました。これまでは三郷市関係者や一般の傍聴者と思われる方もいたのですが、今回はほとんど支援者の方で占められているようです。

 今回の口頭弁論は大きな変化を見せました。これまで定番となっていたパワーポイントを使用した論述が行われません。いやそれどころか、次回までに準備する資料を裁判長・原告弁護士・被告弁護士の3者で確認し、日程調整をして口頭弁論は終了してしまいました。

 「これじゃどんな傍聴記を書けばいいんだ」と正直思ったのですが、終了後の弁護士会館での報告会で、この間の大きな動きについて説明がありました。

 これまでは事実確認をしながら三郷市の責任を追及する『責任論』を展開してきたわけですが、今回からは原告が被った損害を確定していくための『損害論』に切り替えたのです。

 というのも、原告の責任論に対し三郷市側はまともに答えず、論点がすれ違った状態が続いてきました。このすれ違いに対し原告側は論点整理を裁判長に提案し、裁判長も三郷市側に原告の主張(責任論)に対して答えるよう求めました。

 しかし裁判長の斡旋があったにもかかわらず、相変わらずのすれ違い回答を行ってきたため「こりゃダメだ」と原告側は判断し、損害論に舵を切ったということです。

 裁判中3者で確認していたのは、原告側が損害額について再計算を始めていて、最終的な賠償額に関する資料をいつまでに揃えられるか、そのためには次回口頭弁論の日程はいつがいいのか、ということだったのです。

 損害論に入ったことにより、一審の結審が近づいたといえます。報告会では年内に結審する見通しが述べられていました。最終弁論には報道関係者も来るでしょう。

■三郷市生活保護裁判第10回口頭弁論
日時:2009年4月22日(水) 10:00〜
場所:さいたま地方裁判所 101法廷
※傍聴券の抽選は9:30から行われます。

■報告集会
裁判終了後、報告会が埼玉弁護士会館で報告集会が行われます。
傍聴券の抽選に漏れた方はこちらにどうぞ。

埼玉弁護士会館
〒330-0063
埼玉県さいたま市浦和区高砂4-7-20
048-863-5255

■関連投稿
三郷市生活保護裁判を支援する会
三郷生活保護国家賠償請求 第2回口頭弁論
三郷生活保護裁判 第2回口頭弁論
三郷生活保護裁判 第3回口頭弁論
三郷生活保護裁判 第4回口頭弁論
三郷生活保護裁判 第5回口頭弁論
三郷生活保護裁判 第6回口頭弁論
三郷生活保護裁判 第7回口頭弁論
2つの裁判その後

■参照サイト
労働組合って何するところ?『三郷生活保護裁判第九回口頭弁論』


posted by あめ男 at 17:25| Comment(1) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは、みどりです。
今回はあめ男さんも傍聴にいらしていたんですね。雨の中お疲れ様でした。
私は最前列の被告側寄りの席に座っていたのですが、私の隣の男性2名は行政側の方だったようで、被告側代理人とあいさつしていました。プロジェクタが見やすいところにと思ったのですが、今回はなくて残念でしたね。
次の次くらいの口頭弁論は証人調べとなり、結審に向けて進みが速くなっていく見込みなので、今後も注目していきたいと思います。
Posted by みどり at 2009年06月28日 10:30
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